あるかものし

2016年10月31日 ペット
あるカポネ ではない或る鴨の事件が思い出された。

鴨が軒下の宿りをしていた。ただ一羽、元気無く佇んでイルミナティ。

次郎は鳥獣保護かに電話したというのは、
獣医に電話して紹介されたのである。

連絡によると、鴨は逃げ卵があったという。

そのままにすればそれなりに進展するであろう、と。


次郎が見に行くと鶏よりははるかに大きな卵がゴロゴロと有った。


さいしょから、鴨任せで人智の出るべき事ではなかったと
あとからつくづく思うのであった。


また見に行くときれいに卵がなくなっていた。

鴨が塀のそばで死んでいたというよりも、羽だけが落ちていた。


それをスコップで埋めた。


鳥獣課は、カラスであろうといった。



烏がきれいに運んで行けるのであろうか?


隣人が卵を持ち去り、鴨は鴨鍋になり、羽を塀越しに捨てて寄こした、
その心理はわからぬ。


犯罪心理学だった。

犯行の動機は、第一に大きな卵焼きであろう。

じろうは、隣人の犯行に思い至った晩秋の御前である。午前。



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