たたきあげる という言葉の語源が何か、
刀の業物は、鍛え上げる
たたき上げるものはいろいろと、出てきたものの、
左官における 漆喰 が、たたきあげる のではなかったか。
漱石「吾輩は猫である 三」に
見ると漆喰で叩き上げた二坪ほどの土間に、例 の車屋の神さんが立ちながら、
御飯焚きと車夫を相手にしきりに何か弁じている。
の一節がある。
かつおのたたき アジのたたき は、包丁の仕業である。
刀の業物は、鍛え上げる
たたき上げるものはいろいろと、出てきたものの、
左官における 漆喰 が、たたきあげる のではなかったか。
漱石「吾輩は猫である 三」に
見ると漆喰で叩き上げた二坪ほどの土間に、例 の車屋の神さんが立ちながら、
御飯焚きと車夫を相手にしきりに何か弁じている。
の一節がある。
かつおのたたき アジのたたき は、包丁の仕業である。
コメント
私の独善偏見的見地からつらつら思いますには
日本人は他の文化的な民族に比べて金属を持たない時代が長い
1万年以上も続いた縄文時代そのときに習得したテクニックが
叩くという技術ではないですか。
細かく叩いた石の鏃、木の実を叩いて晒す、布を叩いて柔らかくする、叩くと性質が良くなるのです。
だから鉄をはじめて見てから、日本刀が生まれるまであまり時間は掛からなかったようです。
ついでですみませんが、遣唐使の対価は陸奥の金であったということ、NHKでやっていました。石器文化からして、
たたき上げてはいたんですがねえ、
上げる という言葉が、仕上げるとか、完成させる、造り上げる、熟成する、わけですが、たたくことがその方法であり、
餅をつく とか、各種の表現があることと思います。
たたき上げる の用例・出典はその後調べてなかったです。
日本たたく文化ですか、それはおもしろいですね。