シンセサイザー帝王

2004年7月27日
有料駐車場には、金星人の宇宙船が多くのレンタルを取っていた。
 月極めの契約を、そんな、森林の中に、確保しているものは少ない。

 一郎の父親の伊知郎がそこを借りたのは、森林トレッキングを
趣味としているからで、週一回の定休日に出かけている。
 車を降り、側道を取って返して森に向かうのだ。
 さすが、家具商人は、木が好きなのか。一郎は思った。

 車を置くところは、ごく限定されている。自然の生態系を守るために、
という話になっている。
 しかし、この国に、独裁者、金性格の新、とあだ名される、シンセサイザー
 帝王が君臨して、行政は変わってしまったのだ。
  シンセサイザー帝王の真意はわからない。しかし、その、
 一風けじめ正しい方針は、すうきりとこの国のコクミンンウェを納得させている。
 国民は、コクミンウェ と呼ばれた。

コメント

お気に入り日記の更新

日記内を検索