山崎蒸　の役割

慶喜が尊王開国3兄弟、桑名会津とともに、京都で調停工作に
　あたっていたとき、神経発作で渋滞となり、
江戸にいた、松本猟銃が飛んでいった。
　協議の結果、これはアヘンを用いるしかない、
一夜眠った慶喜は、大鼾で夕方目覚めた。
あとは、下剤でも飲ませておけ、こういって、松本は
　今日の町に散歩に出かけた。そんな感じ。
そんなことで、良順の雷鳴とどろき、江戸に帰った良順を
　江戸に上った近藤勇が訪ねてくる。
将軍上洛に随行した順に、ある日、近藤から招待状が来た。
　西本願寺の新撰組屯所には、200人の隊員が、てんでに
転がっている。さんたんたるありさまである。
　なんだ、あの無礼な姿は。近藤いわく、彼らは彼らなりに
療養をしていっるのです。なぬ、あれは、病人なのか、
　ならば、病者は、広間にまとめ、医者の診察治療を医慣らし目と、
土方、兵は節足を尊ぶとして、笑ってできました。
　なぬ、おれがみるのお、と、松本が意外な展開を、こころみると、
心臓病と、結核が一人ずつ居る以外は、重い病は無く
　後日治療の成果、まもなく、全員退院。
この日、山崎蒸という隊員に、傷を縫い合わせる術を授けた。
また、厨房の不潔なるをみ、
　豚を飼い、肉を供せ、鶏を買い、卵を食せ
　と、指導し、後日巡廻に行ってみるとちゃんとできていた。
　山崎は、新撰組の医者ですね僕は、
　残念にも、伏見にて、流弾で志望したという。
　（ありゃ、良順もいたのおか）[自伝から｝